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Q1.金属合紙とは? |
A1.金属の生産に欠かせない高品質な中性紙です。 |
金属合紙(きんぞくあいし)とは
金属(鉄や銅、アルミ等の非鉄金属)の間に挿入する中性紙の総称です。
金属の間に挿入し層を成すようであることから、層間紙(そうかんし)とも呼ばれています。
金属は表面硬度が高い為、圧延工程や製品出荷時に金属同士が互いに互いを擦りあい、せっかくの光沢がある表面に傷を作る一つの要因となってしまいます。 |
金属合紙は右図のように金属と金属の間に挿入されることにより金属同士の摩擦をやわらげ、傷を防止する緩衝材の役割を担っているわけです。
また、吸水性という特性を活かし、工程上で発生する油分や水分をふき取る利用方法もあります。 |
 【図】金属合紙の使用例 |
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金属合紙は、その用途上、
金属表面を傷つける原因となる夾雑物(きょうざつぶつ:小さな突起物などの異物)が
非常に少なくなるように管理されています。また金属の錆の原因となる、塩素イオンや硫酸イオンの含有量が極めて少なく
金属に悪影響を及ぼさない中性の紙となるよう徹底的に品質管理されるなど、非常に高品質な紙といえます。 |
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金属合紙を使用していると付加的なメリットがあります。
それは、金属表面の結露発生を抑えてくれることです。
紙は呼吸をして、空気中の水分を吸ったり吐いたりします。
その性質から金属の大敵である水分を吸収してくれる為、
金属合紙を挿入した金属は金属単独で保管することに比べ
結露を抑える効果があるのです。
ちょうど、日本家屋の障子やふすまが湿度の調整をしてく
れることと同じような効果ですね。 |
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