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優れた性能を裏付ける検証結果 |
キャス試験(大阪府立産業技術総合研究所) |
2002年12月、大阪府立産業技術総合研究所にてテストピースを用いたキャス試験(※腐食加速試験。1日=約7年の換算)を11日間行いました。
その際、トモリックの防錆効果を比較検証する為、既存技術である亜鉛アルミアーク溶射の検体を同条件(膜厚120µm)で試験致しました。 |
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キャス試験報告書 (2002年12月13日) |
キャス試験液内容 (JIS H 8502) |
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トモリック検体 (膜厚 約120µm) |
亜鉛アルミアーク溶射検体 ※封孔処理ナシ(膜厚 約120µm) |
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わずかな白錆(亜鉛の白化)を 認める程度 |
ほぼ全面に赤錆を確認 |
塗料である「トモリック」の防錆効果が 亜鉛アルミアーク溶射の防錆効果を超える 実証結果となりました。 |
更に、現実的用途への検証として一般的なボルトに対して、 トモリック(膜厚20µm)および溶融亜鉛メッキをそれぞれ塗工し、 上記同様のキャス試験を7日間行ないました。 |
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トモリック検体 |
溶融亜鉛メッキ検体 |
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ネジ山の形成未了部に錆発生 |
ネジ全体に錆発生 |
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結果、溶融亜鉛メッキを施したボルトは3日目で
赤錆が発生したのに対し、トモリックで塗装した
ボルトは、一部ネジ山の形成未了部に錆が発生した 程度となりました。 |
今回の試験では、残念ながらボルト検体を用いた試験で一部に錆が発生しましたが、テストピースでの試験結果を見ると、この問題はトモリックにあるのではなく、塗装技術によるものと推測できるため、今後の塗装技術の向上により解決できる問題といえます。 |
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以上の結果より、トモリックは溶融亜鉛メッキや亜鉛アルミアーク溶射に比べ、防錆効果が非常に高い塗料であることが実証されました。
ここで注目して頂きたいのはトモリックが「塗料」であるという点。
つまり、塗工段階において大掛かりな設備を必要としないのです。
簡易な設備で塗装が行なえ、かつ優れた防錆効果を有する「トモリック」はこれからの新しいスタンダードになりえる塗料といえます。 |
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